当該プログラムは、このEclipseパブリック・ライセンス(「許諾書」)の条項に基づいて提供されます。受領者が当該プログラムを使用、複製、または頒布した場合、本許諾書を受諾したものと見なします。
1. 定義
「コントリビューション」とは、次のものを指します。
ただし、この場合の変更や追加は、当該コントリビューターによって実施または頒布されたものを指します。ここで言う「実施」とは、そのコントリビューションが当該コントリビューター自身または当該コントリビューターのために活動する誰かによって追加されたことを意味します。プログラムへの追加であっても、次のものはコントリビューションに該当しません。(i) プログラムと一緒に別モジュールとしてそれ自身のライセンス契約に基づいて頒布されたソフトウェア、および (ii) プログラムの派生物でないもの。 「コントリビューター」とは、プログラムを頒布する個人または団体を指します。
「ライセンスされる特許」とは、コントリビューターによってライセンス可能な特許申請のうち、当該コントリビューターのコントリビューションを単独またはプログラムと組み合わせて使用または販売することで必然的に侵害されるものを指します。
「プログラム」とは、本許諾書に従って頒布されるコントリビューションを指します。
「受領者」とは、本許諾書に基づいてプログラムを受け取るすべての者を指し、これにはコントリビューターも含まれます。
2. 権利の付与
3. 要件
コントリビューターは以下の条件をすべて満たす限りにおいて、オブジェクトコード形式のプログラムを独自のライセンス契約に基づいて頒布することができます。
プログラムをソースコード形式で頒布する場合は、
コントリビューターはプログラムに含まれている著作権表示を削除したり変更したりしてはなりません。
各コントリビューターは、受領者がコントリビューションの実施者をたやすく識別できるようなやり方で、自分がコントリビューションの実施者であることを明示しなければなりません。
4. 商業目的の頒布
ソフトウェアの商業ディストリビューターは、エンドユーザやビジネスパートナーなどに関して一定の責任を負うことがあります。このライセンスはプログラムの商業利用を促進することを意図してはいますが、プログラムを商業製品に含めるコントリビューターは他のコントリビューターに責任が及ばないような措置をとるべきです。したがって、プログラムを商業製品に含めるコントリビューター(「商業コントリビューター」)は、その頒布に関連する当該商業コントリビューターの行為または不作為に起因するものに限り、第三者による賠償請求や訴訟やその他の法的行動によって生じる損失、損害、および費用(「損失」と総称)から他のすべてのコントリビューター(「被補償コントリビューター」)を守り、そうした損失を補償することに同意するものとします。この項で述べている義務は、実際のまたは申し立てられた知的財産侵害に関連する賠償請求や損失には適用されません。被補償コントリビューターは資格を得るため、a) そうした賠償請求を直ちに書面で商業コントリビューターに通知すると共に、b) 商業コントリビューターに協力して、商業コントリビューターが防御や和解交渉をうまく行えるようにしなければなりません。被補償コントリビューターは、そうした賠償請求に自費で参加することもできます。
たとえば、あるコントリビューターがプログラムを製品Xという商業製品に含めたとします。 そうすると、そのコントリビューターは商業コントリビューターになります。この商業コントリビューターが製品Xに関してパフォーマンス上の断言を行ったり保証を申し出たりした場合、そうした断言や保証はこの商業コントリビューターの単独の責任になります。この項により、この商業コントリビューターは、こうした断言と保証に関連して他のコントリビューターへの賠償請求に対抗しなければならず、もし法廷が他のコントリビューターに損害賠償の支払いを命じたなら、この商業コントリビューターがそうした損害賠償を支払わなければなりません。
5. 無保証
本許諾書に明記されているものを除き、プログラムは「現状のまま」提供されるものとし、明示黙示を問わず、タイトル、非侵害性、商業的な使用可能性、および特定の目的に対する適合性に関する保証を含め、いかなる保証もありません。各受領者はプログラムの使用と頒布の適切性を自分で判断する責任を持つと共に、本許諾書により付与される権利を行使することに伴うすべてのリスク(プログラムエラー、適用される法律の準拠、データやプログラムや機器への被害、操作の中断、およびその他のリスク)を負うことになります。
6. 責任の否認
本許諾書に明記されているものを除き、受領者もコントリビューターも、事由のいかんを問わず、 損害発生の原因いかんを問わず、かつ責任の根拠が契約であるか厳格責任であるか(過失その他)不法行為であるかを問わず、受領者もコントリビューターも、仮にそのような損害が発生する可能性を知らされていたとしても、プログラムの使用または頒布あるいは本許諾書で付与された権利の行使によって発生した直接損害、間接損害、偶発的な損害、特別損害、懲罰的損害、または結果損害に対して一切責任を負わないものとします。
7. 全般
適用される法律の下で本許諾書のいずれかの条項が無効または施行不可能であっても、それによって本許諾書の他の部分の有効性や施行可能性は影響を受けないものとし、この点に関して当事者がそれ以上行動を起こさなければ、その条項は、これを有効で施行可能とする最小限の範囲で改正されるものとします。
受領者が、プログラム自体(他のソフトウェアやハードウェアとの組み合わせは除く)が当該受領者の特許を侵害していると申し立てる特許訴訟(交差請求や反訴を含む)を誰かに対して起こした場合、第2項の(b)に基づいて付与された当該受領者の権利は、その訴訟が正式に起こされた時点で終了するものとします。
受領者が本許諾書の重要な条項のいずれかに従わず、そうした違反に気づいてから相応の期間内に違反を正さなかった場合は、本許諾書に基づく受領者のすべての権利が終了するものとします。本許諾書に基づく受領者のすべての権利が終了した場合、受領者はプログラムの使用と頒布をできるだけ速やかに停止することに同意するものとします。ただし、本許諾書に基づく受領者の義務および受領者によって付与されたライセンスは引き続き効果を持つものとします。
誰でも本許諾書をコピーしたりコピーを頒布したりしてかまいませんが、不一致が起きないようにするため、本許諾書は著作権で保護されており、修正は次に述べる方法でのみ行えるものとします。許諾書管理人は本許諾書の新バージョン(改訂も含む)を発行する権利を留保します。許諾書管理人以外の者に本許諾書を修正する権利はありません。The Eclipse Foundationが初期許諾書管理人です。The Eclipse Foundationは許諾書管理人の役割を適任者に割り当てることができます。本許諾書の各新バージョンには識別用のバージョン番号が与えられます。プログラム(コントリビューションも含む)の頒布は、必ずそれを受け取ったときの許諾書バージョンに従って行わなければなりません。さらに、本許諾書の新バージョンが発行されたら、コントリビューターはプログラム(コントリビューションも含む)をその新バージョンに従って頒布することもできます。第2項の(a)および(b)に明記されているものを除き、明示、黙示、禁反言などであるとを問わず、本許諾書に基づいてコントリビューターの知的財産への権利やライセンスが受領者に付与されることはありません。本許諾書で明示的に付与されたものでないプログラムのすべての権利は留保されます。
本許諾書はニューヨーク州法およびアメリカ合衆国の知的所有権法に従います。訴因が発生してから1年以上、本諾書の当事者は誰も本許諾書に基づいて法的行動を起こすことができません。各当事者は結果として生じた訴訟で陪審裁判の権利を放棄します。